左足親指の内側から裏側にかけて痛みがある
バレエ教室のご友人からの紹介で当サロンにご来院いただいた、外反母趾にお悩みの50代女性の事例です。 週に一度のバレエ教室で、左足親指の内側から裏側にかけて痛みを強く感じるとのことでお悩みでした。 体重をかけた時にズキッとするタイプの痛みで、数年前から不定期に現れ、ひどい時は普段の歩行時も痛いとのことでした。 若い頃によく、つま先の細いヒールを履いていたそうです。 足の状態を確認したところ、母子が25°ほど外反しており、皮のめくれ等はありませんでした。 右足にも外反はありましたが、体全体のバランスを見ると、左側つま先に重心がかかっていたため、左にだけ痛みが出ていると考えられました。 また、周辺の関連する筋肉である前脛骨筋や長母指伸筋が、過度に緊張している状態でした。 今回は、カイロ施術とテーピング、生活指導の3点からアプローチを行いました。
全身のバランスを整えるカイロ施術で親指への加重を分散
左の親指に体重がかかりすぎている状態なので、加重を分散させるように全身のバランスを整える施術を行いました。 上部腰椎・下部頚椎のアジャストのほか、全身のバランスに影響しやすい股関節などの調整を行いました。 施術に痛みはありません。
外反母趾の痛みを軽減するテーピング
左足親指周辺にキネシオテープでテーピングを施します。 テーピングは筋の緊張を解き、強化し、回復を早めるほか、靴などの外的要因からも守ってくれますので、外反母趾とは非常に相性がいいです。 また、貼った直後から驚くほど痛みが軽減するので、痛みにお悩みの今回の事例では外せない施術でした。
(※写真は施術例です) ただ、キネシオテーピングには様々なルールがあり、ルールを守って正確に貼らなければ効果はかなり落ちてしまいます。 筋肉の走行なども正確に把握する必要があり、プロでも正確に貼れる人は少ないのが実情です。 自分で貼る場合、信頼できるプロのレクチャーをしっかり受け、出来れば毎回プロに任せるのが望ましいです。
キネシオテープ公式サイトはこちら靴やインソールの選び方・セルフケア方法などの生活指導
とにかくつま先が当たって痛い靴を履かないようにお伝えしました。 また、つま先に余裕があり、かかとが高すぎず、材質が硬すぎない、靴底にクッション性のある靴を選ぶこともオススメしています。 インソールは、足の形にあった足裏全体をカバーできるものを選ぶようにお伝えしました。 テーピングについて、施術後に剥がれた場合の貼り直し方をお伝えしましたが、わからなくなった場合は無理に貼り直さないようにお願いしました。 セルフでテーピングを行う場合は、外反母趾テープやジェルフィッシュテープをおすすめしています。
テーピングなどの施術で足親指の裏の痛みがその日のうちに改善
今回の事例では、外反母趾の痛みがテーピングやカイロ施術で即日改善し、お客様には大変お喜びいただくことができました。 外反母趾は、長年の習慣による負担の積み重ねで起きることがほとんどですが、靴を変える、インソールを入れる、テーピングを行うなどの対処で大きく改善することも多いので試してみてはいかがでしょうか。 ただし、痛みがある時は注意が必要です。 まずは、バレエ等極端につま先に負荷のかかる運動や行動は制限しましょう。 そして、アイシング及びセルフでのテーピングを行い、早めに病院や整体院などに行かれることをおすすめします。 西宮で外反母趾の痛みにお悩みの際は、身体のバランスを整えるカイロ施術と、痛みに即アプローチできるテーピング技術のあるカイロプラクティックサロンnicoにご相談ください。
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