自分のペースで緊張型頭痛を改善する方法
①日常生活での工夫
緊張型頭痛は、疲れがたまってくる夕方がもっともつらい人、寝ている間に体が緊張している人は朝起きたときにすでにつらいことがあります。 そんなときに、簡単ですぐにできる即効性のあることを4つ紹介します。- ホットタオル(首や肩におきます)
- 全身浴(半身でなく首や肩もあたためる)
- リラクゼーション(マッサージや整体で筋肉をほぐす)
- ツボ押し(天柱、風池 頷厭)
ツボ押し(天柱、風池 頷厭)
読み方はそれぞれ、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、頷厭(がんえん)です。 ツボ押しはもっとも簡単ですぐにできます、場所は下の図の赤い★の箇所を参考にして、押して気持ちのいいところがツボです。 ツボの位置は人によって場所が違っていたりしますし、むずかしく考えずに、その辺りですっと指がなじむところを見つけて押してみましょう。 最初は優しく、慣れてきたら気持ち良いくらいの圧で刺激をします。 一日に何度でも、気が付いたときにやってみましょう。②緊張性頭痛に即効なストレッチ体操
さらに、もっと改善が期待できるストレッチ体操をやってみましょう。緊張型頭痛のストレッチ体操その1
①まずフェイスタオルを準備します。 ↓ ②フェイスタオルを首にかけて仰向けに寝ころびます。 ↓ ③タオルの両端をそれぞれ右手左手で持ち、それを天井に持ち上げます。 ↓ ④持ち上げたとき、首は持ち上げられないよう床方向に抵抗します。(10秒間) ①~④を5~10回続けます。緊張型頭痛のストレッチ体操その2
①まず立ちます。 ↓ ②右手を右肩に、左手を左肩に付けようとします。 (痛みのない範囲で) ↓ ③そのまま胸を張って、肘で円を描くように肩を回します。
①~③を左右どちらも10~20回くらい続けます。緊張型頭痛のストレッチ体操その3
①まず立って、両腕をだらんとし力を抜きます。 ↓ ②そのまま肩をぎゅっとすくめて5秒間キープします。 ↓ ③キープした肩をストンと落とします。
①~③を5回くらい続けます。緊張型頭痛のストレッチ体操その4
①立っていても座っていてもかまいません。 ↓ ②眉毛をしっかり動かして、大きく「あいうえお」と声に出します。 ②を10回くらい続けます。
緊張型頭痛のストレッチ体操その5
立っていても座っていてもかまいません。 ↓ 両手を前にまっすぐ伸ばして肩と同じ高さにします ↓ そのまま、左右の手の指をからめて組みます。 (手の平はこちら向き) ↓ そのまま、ゆっくり頭を下げて、あごを胸につけようとします。(10秒キープ) (痛みのない範囲で)↓ 5回続けます。
さて、それぞれのストレッチ体操で、少しは症状に変化がみられたでしょうか? 続けることで効果がより感じられるようになります! しかし、くれぐれも痛みのない範囲で無理なくおこなってくださいね。最速で緊張型頭痛の症状を改善する方法
緊張型頭痛の症状を最速で改善する方法とは、日常生活の工夫やストレッチ体操と並行してカイロプラクティックを受けることです。 なぜなら、カイロプラクティックは慢性化した頭痛の特徴である中枢神経を整えることが可能なのです。 原因となる筋肉をほぐすことは整体や鍼灸、マッサージでも可能ですが神経系に直接アプローチするというテクニックはありません。 慢性化して長期になった人には、カイロプラクティック独自のアプローチでまず過敏になっている中枢神経を整えていくことが近道になります。脳脊髄液の正常化をうながすのはマッサージではできない
緊張型頭痛でも軽い症状なら、整体や鍼灸、マッサージで気持ち良くほぐすことで症状が改善されることも多いです。 しかし、慢性化している場合は脳の中枢神経が過敏になっている状態がほとんどです。 中枢神経が過敏な状態とは、脳を囲んでいる脳脊髄液の流れが悪くなり様々な面で支障をきたしています。 この脳脊髄液の流れを促進させる施術は、整体や鍼灸、マッサージでは直接アプローチすることはできません。 こういった神経系への直接のアプローチは、骨と神経の専門であるカイロプラクティックが得意とするアプローチなのです。 …さらに、カイロプラクティックでは関節の動きが悪くなっている場所を矯正することで、表面でなく深部の筋肉の緊張を取りますが、これは即効性があるので、改善をすぐに感じてもらいやすい部分です。カイロプラクティックの緊張型頭痛へのアプローチ方法
カイロプラクティックで緊張型頭痛に対しておこなうアプローチは以下のような流れです。- 慢性化で過敏になっている中枢神経を整えるよう、後頭骨・上部頸椎・仙骨・尾骨のゆがみを矯正し脳脊髄液のサイクルを整える。 ↓
- 肩甲骨のポジションを整え、首と肩甲骨を結ぶ背中上部の筋肉の緊張をゆるめる。 ↓
- 顎(あご)周辺の緊張状態をゆるめ、肩・首・頭のトリガーポイントからリンパ液の流れを促進させる。