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血管拡張性頭痛の機序とアプローチ
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マサキです。 今回は頭痛です。 まず、頭痛というのは状態であって、病名ではありません。 頭部に起こるあらゆる種類の痛みの総称です。 原因は頭痛の性質、部位、発生時間、持続時間及び、
関連症状により分類されます。 最も多いのは筋緊張性型頭痛ですが、今回は
それとは反対の性質をもつ、『血管拡張性頭痛』についてです。 症状としては発作的に頭部が脈打つように痛み、
吐き気、眩暈、耳鳴りなどを伴います。 『血管拡張性頭痛』をお持ちの方は、市販薬(鎮痛剤)
が効きにくく、処方薬(血管収縮剤)で痛みを抑えて
いる方も多いかと思います。 世界中で非常に多くの頭痛薬が販売されています。 それだけ頭痛持ちの人は多い事を示しています。 しかしながら、頭痛薬はあくまで対症療法であり、
頭痛がある限り、ずっと飲み続ける事になります。 頭痛薬を多用するうちに、市販薬が効かなくなり、
処方薬、さらに上位の薬へと移行するケースも
少なくありません。 薬は、上位のものになるほど、重篤な副作用をもたらします。 市販薬は体内にアレルギー物質を生み出し、
ステロイド剤に至っては、腎臓、肝臓に甚大な負担をかけます。 よって使用は出来るだけ控えたいところです。 では、頭痛のない身体を目指すにはどうすれば良いでしょうか? それにはまず、頭痛が起こるメカニズムを知る必要があります。 まず痛みを発している場所はどこでしょうか? 頭なので、脳? 違います。 実は脳には痛覚がありません。 たとえ脳に針をブスブス指しても痛くないワケです。 ではどこが痛いのでしょうか? 答えは血管。及び、脳や脊髄を包んでいる硬膜です。 血管の中には血液、硬膜の中には脳脊髄液がそれぞれ
循環しています。 ここのコントロールが上手くいっていないと、
身体が異常を察知し、頭痛が起こるワケです。 今回のテーマである、『血管拡張性頭痛』の場合、
血液が流れ込み過ぎる事により血管が拡張し、
痛みを伴います。 ではこの血液の流れをコントロールしているのはどこでしょうか? それは、脳の中心部であり、人体の司令塔である視床下部。
及び、延髄です。 ここに何らかの問題が生じると、血流が変化してしまったり、
ありとあらゆる異常が発生します。 カイロプラクティックでは、脊柱を介して、間接的に
視床下部、及び延髄へのアプローチが可能であり、
『血管拡張性頭痛』をお持ちの方へは、ここを重点的に
アプローチしていきます。 具体的なアプローチや理論に関しては、以前自律神経への
アプローチを綴ったブログに詳しく書いておりますので、
よろしければ参考にして下さい。 自律神経失調症とカイロプラクティック① 自律神経失調症とカイロプラクティック② 自律神経失調症とカイロプラクティック③ カイロプラクティックを通じて、あらゆる頭痛、及び頭痛薬の
依存から解放できるよう、nicoスタッフは日々精進しております。 頭痛でお悩みの方、是非一度、西宮北口駅前すぐ
カイロサロンnicoへお越し下さい!