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産後に骨盤が歪みやすいのはどうして?
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今回は産後の骨盤について書きたいと思います。 妊娠すると「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンには全身の靭帯の結合を緩める作用があり、
このホルモンが分泌されることで骨盤の結合がゆるみ、
赤ちゃんをスムースに出産することが可能になります。 しかしリラキシンの分泌は出産後すぐに収まるわけではありません。 少なくとも産後数ヶ月間はリラキシンの影響を受けて、
骨盤の結合がゆるんでいる状態が続いているんです。 ちなみに『リラキシン』ってどれくらいゆるむのでしょう? 骨盤の可動域もせいぜい5mm~8mm前後、
そして最大の負荷がかかる出産時で30mm~40mm程度といわれています。 30mm~40mm程度も!?と驚かれるかもしれませんが、
赤ちゃんが通り抜けるときに瞬間的にそこまで開くだけであって、
産後もそのまま開きっぱなしになるというものではありません。 その状態で妊娠~出産前のいつも通りの生活を繰り返してしまうことで
周囲の筋肉が無意識のうちに骨盤や筋肉に負荷をかけてしまい、
結果としてさらに骨盤のゆがみ(アンバランス)を助長してしまいます。 つまり、産後の骨盤のゆがみは・・・
『出産したから』ではなく
『骨盤がゆるんでるときに周囲の筋肉の悪影響をうける』ために生じるのです。 なので産後見た目で明らか激しくゆがんだり骨盤が開いたりはしません。 骨盤の形状が変わるのではなく、
骨盤と他の骨をつないでいる筋肉の左右のアンバランスによって骨盤が傾き、
身体の不調が発生することが多いのです。 そして妊娠してないからといっても安心できませんよ! この『リラキシン』は生理の時にも分泌してるんです!! 不規則な生活や運動不足で筋肉が弱っていると… もうおわかりですよね? 骨盤のケアは産前から始まっているといってもいいくらいです。 産後にキレイな骨盤を手に入れるためには
『産前から骨盤のケアや生活習慣を見直していきましょう』