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背骨は身体の柱ではありません

nicoスタッフ マサキです。 今日は『人の身体を支えているもの』について触れてみたいと思います。 私たち人類は、進化の過程において、4足歩行から2足歩行へと 進化を遂げました。 特に完全な直立2足歩行ができる生物は、ヒトのみです。 この直立2足歩行というのは、生物学上、4足歩行に比べて 非常にリスクが大きいと言われています。 画像1 実際ほとんどの動物が4足歩行であり、 4足歩行の動物は、肩コリや腰痛、内臓下垂やヘルニアなど、 私たち人類、誰もが悩まされる症状とは無縁だそうです。 4足歩行の動物は4本の脚でしっかりと身体を支える事ができます。 ■では、私たちヒトはどうでしょう? まず脚は2本。非常に不安定です。 支える力も単純に倍、さらには日常生活をする上で、 力学的にそれ以上の負荷がかかるケースが多々存在します。 要するに脚2本だけでは到底支えきれないわけです。 ■では、どこで支えますか? 画像2 背骨は解剖学では脊柱と言います。 『柱』と書かれているので、身体を支えるものであると 誤解をされがちですが、そもそも4足歩行の動物においては、 『支える』という機能は一切ありません。 脊柱は動かすもの。動いてナンボのものということですね(^^) もちろん我々ヒトもその機能は同じです。 脊柱で身体を支えてしまうと、それこそヘルニア等の症状を 引き起こしてしまいます。 ■では、どこで支えているのでしょうか? 脚以外では、主に体幹の前面の筋肉、 すなわち腹筋群、腸腰筋、胸筋群等々になります。 よろしければ一度その場でジャンプしてみて下さい。 着地の時、身体の前面の筋が「ドゥルルン!」と衝撃を吸収している 感覚があると思います。 背骨にガツっと衝撃がくるなどということは無いはずです。 長くなりましたが、今回僕が言いたい事はこうです。 『ヒトは2足歩行の為、身体的リスクが大きい分、 そのリスク回避の為、腹筋等の身体を支える筋力を エクササイズ等を行い、+αで身につける必要性がある』 ということです。 直立2足歩行の時点で 『生物として無理してる』 という事を念頭に置いておいて下さい(^_^;)
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