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糖質、飽和脂肪酸、プリン体、コレステロール… ← 悪者!? 後編

nicoスタッフ マサキです。 寒い日が続きますね(>_<) 西宮は比較的暖かいイメージなのですが、とにかく寒い。 風邪なども気をつけていただきたいですが、 寒さにより筋骨格系の柔軟性も失われていますので、 ギックリ腰や肉離れなどには十分注意して下さいね。 そうなる前に整体、メンテナンスもお忘れなく(^^) では前回の続きです。 一般的に身体に悪い、『悪者』扱いされるものについて、 順番に見ていきましょう。 【コレステロール】 20 卵などに多く含まれるコレステロール。 よく、悪玉コレステロール、善玉コレステロールというのを 耳にすると思います。 悪いとされるのが読んで字のごとく、 『悪玉コレステロール』ですね。 正式には低比重リポタンパク、LDLコレステロールとも 言います。 分解されていくリポタンパクという物質の中で、 動脈硬化の原因となるものが悪玉コレステロールと 呼ばれるわけです。 しかしながら、この悪玉コレステロールも実は身体にとって 重要な役割をもっています。 すなわち、細胞膜やホルモンの元となるコレステロールを 細胞まで運ぶという役割です。 なので、『悪玉』のレッテルを貼られた低比重リポタンパクは 決して不必要な『悪者』ではないわけです。 【飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸】 lard 肉類、バター、ラードなど、動物性油や乳製品に多く 含まれる、飽和脂肪酸。 コーン油などに含まれるn-6系脂肪酸。 これらは摂りすぎにより、肥満や動脈硬化を引き起こします。 ですが、やはり摂らなさすぎも問題があり、 脂溶性ビタミンの不足、善玉コレステロールの減少を 引き起こします。 なのでこれも決して完全な『悪者』ではありません。 ですが、近年話題になったのは『トランス脂肪酸』と呼ばれる、 マーガリンやショートニングなど、 油を加工したものに含まれる脂肪酸。 これに関しては未だはっきり解っていない事も多いですが、 摂取することによるリスクが多く認められているため、 摂りすぎないように気をつけたいところです。 【プリン体】 beer プリン体のイメージといえば、ビールに含まれていて、 痛風の原因となる。 というのが一般的ですが、実際はどうでしょうか? まず、プリン体は実はありとあらゆる食品に含まれています。 穀物、肉、魚、野菜…等々。 食物全般に含まれていると言ってよいでしょう。 特にレバーやエビなどには多く含まれています。 ではプリン体とは一体何なのでしょうか。 プリン体は人間の体内でも生成、代謝されている物質で、 遺伝子の核酸を作ったり、体内でエネルギーを伝達する 物質の元となったりと、非常に重要な役割を果たしています。 プリン体が体内で不足すると、腎臓病や脳症のリスクが 高まるという報告もあるそうです。 そしてコレステロールなどとの一番の違いは、 プリン体は現代人がそこまで摂り過ぎている というわけではないという事。 痛風の気がある人は無論気をつけなければいけませんが、 それ以外の人は、特別摂り過ぎないように気をつける という必要はないでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上、代表的なものに焦点をあてて説明してみました。 現代の食生活において、どうしても食べ過ぎてしまい がちな物を『悪』とする傾向にあるのかなと思います。 それ自体が身体に悪いものという例は実は少なく、 結局は偏った食生活、つまり自分自身が『悪者』 という事がほとんどなのではないでしょうか? 皆さまも正しい知識をもってバランスのよい食生活を!
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