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マッサージ通いでは追い付かなかった背中の痛みを4回の来院で改善

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2018/09/19

トリマー 女性 肩の痛み 背中の痛み 前傾姿勢で作業

今回は、マッサージに通っても改善しなかったという背中の痛みを当整体院で改善された事例をご紹介します。

マッサージ通いでは治らなかった背中の痛み

 

患者さんは20代のトリマー(ペットの散髪屋さん)の女性で、背中の痛みを訴えられていました。

背中の痛みは仕事をし出してから出始め、だんだんとひどくなられたそうです。

 

痛みからマッサージ屋さんに通っていても痛みが1日で再発してしまうとのことで、マッサージで緩和というよりもなおす目的で当整体院へ来られたという経緯でした。

 

背中の痛みと肩甲骨の位置

巻き肩 猫背 正常な肩・背骨 耳と肩の位置に注目

患者さんは視診(見た目で分かる異常)からして胸の背骨が後ろにずれていて(強めの胸椎後弯)、その結果、左右の肩甲骨・肩が体前面方向にずれ背骨と肩甲骨が離れていく「巻き肩」になっていました。

巻き肩とは、横向きだと上の図の真ん中のように肩が耳より前に出ている状態です。

背中が丸くなっていて右の猫背と似ていますが、違うのは耳と肩の位置で、猫背では肩は耳よりも後ろになっています。

背中の痛み 左右の肩甲骨が真ん中から離れて前面方向にずれていく

巻き肩の場合、常に肩・肩甲骨が体前面にずれていると、真ん中の背骨と肩甲骨を結ぶ筋肉(菱形筋・上中部僧帽筋)は常に伸ばされた状態になっています。

筋肉は伸ばされても縮めても、その状態を保ったまま固定されると酸欠状態になり炎症を起こしやすくなります。

すると巻き肩の場合、背中の真ん中から肩・肩甲骨にかけて痛みを感じやすくなるのです。

なお、視診だけでなく整形学検査・筋力検査・カイロプラクティック検査をおこないますが、筋力検査で以下のような異常がみられました。

・背骨を支える小さな筋肉(菱形筋)の弱化。

・肩の筋肉(上中部僧帽筋)が極端に弱化。

この検査結果からも、菱形筋と僧帽筋は背骨と肩甲骨をつなぐ筋肉なので、左右の肩甲骨が前面に引っ張られたことで背中の筋肉が疲労し弱って痛みを起こしたという推測ができます。

同一姿勢で同一動作を繰り返す人に多い背中の痛み

 

今回の患者さんはトリマーのお仕事をされているのですが、常時立った姿勢で作業台に両手を伸ばして前傾姿勢で作業されていたそうです。

両手を前に出すことで肩甲骨が前に引っ張られ、引っ張られた肩甲骨が背骨に付いている筋肉を伸ばしていたようです。

また、左右の肩甲骨に引っ張られる形で、筋肉だけでなく背骨をも引っ張りますので背骨は猫背のように後ろに丸く(胸椎後弯)なります。

なお、トリマーだけでなく、前傾姿勢で両手を伸ばした作業を長時間おこなう人はこうした背中の痛みを起こしやすいと言えます。

座り仕事でも同様で、デスクワークでパソコン操作を両手を伸ばし気味で行っていれば同様の状態です。

または腕を伸ばして長時間赤ちゃんを抱っこする、というのも同様の背中の状態になりやすくなります。

背中の痛みへおこなった処置と経過

初回の処置で痛みが改善

初回の処置では基本的なカイロプラクティックの矯正をおこない、背骨などゆがみの出ている骨を正しい位置に戻します。

また、胸の筋肉(大小胸筋)が縮んで固まっている状態をリリースした直後に背中の痛みはほぼ改善されました。

弱化していた背中の筋肉は、胸の筋肉の縮みをリリースしたことで同時に正常になりやすくなりますので、今回はそのまま様子をみていただくことにしました。

 

2回目の処置と経過

しかし、1週間後に2回目の処置に来られたとき、痛みのレベルが初回来院前10とすると今回痛みは7に戻っており、マッサージよりは効果を持続しているがまだかなりしんどい状態だということがわかりました。

背骨を正常に保てるよう骨盤の矯正と、初回同様また縮んでいた胸の筋肉(大小胸筋)と、さらに左右の肩甲骨と左右の肋骨をつなぐ筋肉(前鋸筋)の筋緊張もリリースしました。

また、初回から弱っていた背中の筋肉(菱形筋・上中僧帽筋)の回復を助けるため、周囲のリンパ流しもおこなったたところ、処置後の痛みレベルは7から0まで改善されました。

 

3回目の処置と激務での悪化

2回目の来院後は背中の痛みはほとんど解消されていたそうですが、その週の勤務は忙しく激務となり、週半ばに背中の痛みは8まで戻ってしまったとのことでした。

 

1週間後の3回目の来院では、2回目と同様の処置に加えて、弱った背中の筋肉を助けさらに強化する目的でキネシオテーピングの施術をおこない、処置後には背中の痛みは解消されていました。

 

※キネシオテーピングとは、よくある固定のためのテーピングとは異なり弱った筋肉の回復を助け強化する機能があるテーピング方法で、日本のカイロプラクターが開発し世界中で活用されている。
キネシオテーピングを活用した事例記事→肉体労働での腰痛を仕事も休まず改善した事例

 

4回目の処置までに痛みの再発なし

さらに1週間後4回目の来院のときには、背中の痛みは0のままキープされていました。

前回と同様の処置をおこない、来院の間隔を1か月にあけてもらうことにしました。

 

1か月後でも背中の痛みに再発なし

1か月後の5回目の来院でも、そのまま背中の痛みのない状態をキープされていました。

激務の時はたまに背中が痛むこともあるそうですが、以前とくらべるとまったく気にならないレベルだとのことで、普段も痛みを感じず快適にお仕事されていたということでした。

 

これで今回の背中の痛みの症状は改善され、完了した結果になります。

 

再発の予防に定期的な体メンテナンス

トリマーの女性は、背中の痛みに関してはもう来院の必要はありませんが、定期的な体全般のメンテナンスという目的で1~2か月に1回来院されるコースに切り替えて以後ご来院されることになりました。

 

体の定期メンテナンスをしておくことで、 再発の予防はもちろん日常の疲労対策にもなります。

定期メンテナンスの患者さんは痛みや異常など何か症状が起こっても早期に対処するので回復が早く、ほとんど1回の処置で完了するので、体にも財布にも負担がかからず結局はお得なのです。

 

ストレッチが危険な場合もある

 

今回の背中の痛みを起こしていた筋肉は、伸ばされたまま固定された状態でした。

実は筋肉を伸ばすというと、ストレッチにあたります。

ストレッチは気持ち良いですし縮んで固まった筋肉にはおすすめなのですが、今回のような伸ばされて固まっている筋肉には注意が必要です。

 

伸ばすことで血流が改善する気持ち良さも感じられるかもしれませんが、極端な場合、伸びて硬くなっているものをさらに伸ばせば切れてしまうことも考えられます。

伸びきった筋肉に縮む(収縮する)力を取り戻したい訳なので、ストレッチでさらに伸ばす必要はひとつもないのです。

 

また、ストレッチで血流やリンパの流れを良くしたいという目的ならストレッチ以外の方法を取った方が効率的ですし、硬結などコリには全体を伸ばすよりもピンポイントでリリースした方がやはり効率的です。

 

 

背中の痛みがある人で自分の症状がストレッチしては危険なのかどうか、判断を正しくお伝えするのはなかなか難しいので、まずは信頼できる整体院などに行ってみられることをおすすめします。

信頼できる整体院のスタッフなら優しく教えてもらえると思います!

 

 

西宮近辺の方は、阪急西宮北口から徒歩1分のカイロプラクティック専門の整体院カイロプラクティックサロンnico.では、処置の際に症状に合ったストレッチやエクササイズを個別にレクチャーさせていただいています。

 

 

※記事はわかりやすい表現のためにあえて専門用語を使わず施術内容も簡略化しています。

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